東京大学物語(21)難破

郁雄に別れを告げずに去ろうとする遥と村上に、郁雄は「面白い大人になって遥を迎えに行く」と言い去って行く。
そして、二人の手錠につながれたままの旅も終わりに近づいた。
家庭教師をして稼いだ金で電車に乗り、目的地のホテルに着いた村上と遥は、山崎と会う約束をする。
ようやく旅も終わりだと思ったそのときに、二人はある女性に誘われ、彼女の船で開かれたパーティーに出席する。
散々騒いで、あくる朝、目が覚めると…。
船で遭難をしてしまった遥と村上だが、二人は奴隷として振る舞うことを拒み、水や食料を分け与えてもらえなくなってしまう。
二人は、苦しくとも、心を偽ることのない自由と独立を選びとったのだった。
そして、遥は村上に「生きて還れたら一緒に暮らそ」と告げる。
しかし、その直後、その意志の弱さゆえ、遥に別れを告げて奴隷への誘いを受け入れてしまった村上…。
そこに山崎が姿を現し、この仕組まれた旅の一部始終を告白する。
北里からスカウトのバイトを紹介された村上は、いまいちノリ気になれない。
しかし、北里に「女のコに声をかけるのが怖いんだろう」と言われ、プライドを傷つけられた村上はスカウトのバイトを始める。
スカウトのバイトを始めたものの、たった1人の女性もスカウトできない村上は、プライドを傷つけられてばかり。
そこで、村上はスカウトを続けるためのいい方法を考える。
その方法とは…。
果たしてうまくいくのだろうか…。
東京へ戻り同棲を始めた村上と遥だが、邪魔が入ってなかなかセックスができないままだった。
また、村上は、旅での巨額の借金を返そうと夜の仕事を始めた。
そこで、レイコに続いて担当を任せられたのり子を家まで送っていった際、「あがってく?」と誘われる。
家で待つ遥のことを思って一度は断るものの、結局は上がり込んでしまう。
彼女におだてられつつ、それでも朝までなにもしないまま、二人はともに一夜を過ごすのだった…。
のり子を家まで送っていった村上は、上がるつもりはなかったのに添い寝までしてしまう。
一方その頃、遥は吉野と話し込んでいた。
「変わってるという理由でいじめられたことがあるか」と聞かれ、身に覚えのあった遥は戸惑いを見せる。
そして、吉野は「キミには愛がある」といって遥を褒め称え、その包容力と寛容さに甘え始める。
のり子と添い寝をしていた村上は、唇を奪われ、続いて強烈な愛撫を受け自制心を失っていく…。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012724